中秋の名月と、長寿を祝う行事のおはなし
今日は中秋の名月です。
旧暦の8月15日を「中秋の名月」「十五夜」と言い、古くから月を鑑賞したり、秋の収穫を祝う行事が行われてきました。
今夜の瀬戸内地方は、雲はあるものの月を見られるチャンスがありそうです。
みなさんも、週末の夜、ゆっくりと月を愛でてはいかがでしょうか?
さらに来週月曜日9月16日(月)は敬老の日です。
ご存じの通り、日本は世界でも指折りの長寿国です。
4月に総務省統計局が発表した2018年10月時点の日本の高齢化率は、28.1%。過去最高の割合となっています。
ちなみに「高齢者」とは、年齢が65歳以上の人のことをさします。
今日は長寿を祝う行事についておさらいしてみましょう。
なんと読むか、そして何歳のお祝いか、分かりますか?
①還暦 ②古希 ③喜寿 ④傘寿 ⑤米寿 ⑥卒寿 ⑦白寿
それでは答え合わせです!
①かんれき…数え年60歳のお祝い。
干支(えと)が一巡し生まれた年の干支に戻ることから。
②こき…70歳のお祝い。
唐の詩人、杜甫(とほ)による「人生七十古来稀(まれ)なり」から。
③きじゅ…77歳のお祝い。
「喜」を草書体で書くと七十七と読めることから。
④さんじゅ…80歳のお祝い。
「傘」の略字「仐」が八十と呼べることに由来。
⑤べいじゅ…88歳のお祝い。
「米」の字を分解すると八十八になることから。
⑥そつじゅ…90歳のお祝い。
「卒」の字の略字「卆」が九十と読めることに由来。
⑦はくじゅ…99歳のお祝い。
「百」の字から「一」を取ると「白」になることから。
ちなみに、平成30年9月1日時点で県内の百歳以上の高齢者は818人。
男女比では男性が約15%、女性が約85%です。
高齢化率でランク付けすると、香川県は全国第5位です。
祝日として「高齢者を敬う日」を設けている国は、世界的に見ても珍しいのだそうです。
みなさんも身近にいるお年寄りを大切にし、この機会にいろいろな話を聞かせてもらってはいかがでしょうか?
地域の歴史文化や生活の知恵など、新たな発見があるかもしれません。