文房具のおはなし
前期の書道実技で、生徒たちは毛筆に取り組みました。
今日で7月も終わりですね。
7月は旧暦で「文月」と呼ばれますが、この名前の由来は7月7日の七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風にさらす風習があったからと言われています。七夕の起源は奈良時代までさかのぼります。
その後、平安時代の貴族にとって文字の読み書きや音楽というものは、自分の価値観を高める教養の一つとさえ考えられていました。
宮中儀礼の際や年中行事の際に、ほかの人を楽しませる技能に長けた人こそが出世に一番近い人でした。出世のために必要な自分磨きのひとつだったということですね。
ところで、私たちが普段使っている鉛筆や消しゴム、シャープペンなどを「文房具」といいますが、この言葉は書道に関連するものだと知っていますか?
書道の授業では、最初に「文房四宝」について学びます。
「文房四宝」とは、書道において欠かすことのできない4つの道具のことです。
書道で必ず必要となるもの---筆・墨・硯・紙(ふで・すみ・すずり・かみ)のことです。
「文房」は、唐時代の書斎を指す言葉です。
この文房に備えられた大切な4つの道具という意味で、「四宝」と言われるようになりました。
素晴らしい作品を生み出すには、道具を大切にする気持ちも重要ですね。
クラーク生の皆さん、次回の書道スクーリングも素晴らしい作品を仕上げましょう!
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