ツバメのおはなし
毎年5月10日~16日は、野鳥保護のために設けられた野鳥週間(バードウィーク)です。
野鳥の活動が活発になるこの時期に、野鳥を通してそれを取り巻く環境の自然保護の大切さを知り広めていくことを目的として設定されています。
高松高等学院(クラーク高校高松キャンパス)の周辺でも、数ヶ月前からツバメが颯爽と飛び回っている姿を見かけます。
ツバメは台湾・フィリピンや東南アジアのボルネオ島北部などで越冬し、春のはじめ頃日本に渡ってきます。日本では水稲栽培において穀物を食べずに害虫を食べてくれる益鳥として、古くから大切にされてきました。
さらに、ツバメには「人の住む環境に営巣する」という習性があるため、人の出入りの多い家、商家の参考となるので商売繁盛の印ともなっています。
今は巣作りのための材料を集めている時期で、もうしばらくすると巣作りや子育てが見られそうですね。
■ツバメに関する豆知識■
「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」
天気に関することわざの一つ。天気が悪くなる前には湿度が高くなり、ツバメの餌である昆虫の羽根が水分で重くなり、低く飛ぶようになる。それを餌とするツバメも低空を飛ぶことになるからと言われている。
ツバメの尾→「燕尾服」の名前の由来
燕尾服(えんびふく)とは、男性の正式な礼服の一つ。上着の裾がツバメの尾に似ているのでこう呼ばれるようになった。
ディズニーランドにいるミッキーマウスも「特別な意味を持つ礼服」である燕尾服を着て来場者を歓迎している。
(Wikipediaより)
↑ツバメの尾は、長く切れ込みが入った深い二股になっています。
みなさんも、電線などにとまっているツバメを見かけたら、尾に注目してみてくださいね。